匿名だと人は攻撃的になる?SNSが荒れやすい理由を心理学的に解説

心理学

皆さんの中には、ネット上での誹謗中傷や名誉毀損、
荒らしなどを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

実は、これらのような行為をする人の中には、
普段はおとなしく、攻撃的な印象が全くないような人も含まれています
(※もちろん、もともと攻撃的な人もいますが・・・)

というのも、人間は
「匿名な状況下において、攻撃性が増す」ということが分かっています。

今回は、「匿名だと人は攻撃的になる!?SNSが荒れやすい理由を心理学的に解説」ということで、
心理学者が行った「匿名性」に関する実験について、紹介してみたいと思います。

匿名だと人は攻撃的になる!?SNSが荒れやすい理由を心理学的に解説

ブログ、SNSなど、インターネット上にあるサービスの大きな特徴の1つとして
「匿名でのコミュニュケーション」というものが挙げられます。

その匿名性を活かして、自由にコミュニュケーションができることにより、
色々な人と知り合えたり、色々な意見に触れることができる、
というメリットがある反面、

自分の発言への責任感が低下し、
誹謗中傷などの心無い発言、荒らし行為などを行う人が存在する、
というデメリットがあります。

没個性化現象と攻撃性の関係

このように、「匿名」であるがため、
心理的なハードルが下がったり、自分の行動への責任感が低下する現象を
心理学では「没個性化現象」と呼びます。

そして、没個性化した状況ででは、
「人間は攻撃的になる」ということが分かっています。

心理学者のジンバルドの実験では、学生を集め、
「被験者に対して電気ショックを与えてください」と依頼しました。集めた学生を
顔が隠れる実験服を着たグループと、名札をつけたグループに分け、
匿名性と、電気ショックを与える時間について調べたところ、顔が隠れて、匿名性が確保されていたグループは、
そうでなかったグループよりも2倍ほどの時間、電気ショックを与えていました

ちなみに、没個性化現象には、次のような原因があるとされています。

  • 匿名であること
  • 責任が分散していること
  • 興奮していること
  • 感覚刺激が多いこと

つまり、インターネット上では、没個性化現象が起こりやすい状況が揃っているため、
荒らし誹謗中傷が起きやすい、ということも考えられます。

また、「赤信号みんなで渡れば怖くない」なんていうギャグがありましたが、
あれは匿名ではないものの、「他の人もやっている」という責任の分散により、
心理的ハードルが下がっている、というものです。

まとめ

今回は、「匿名だと人は攻撃的になる!?SNSが荒れやすい理由を心理学的に解説」
ということで、「匿名性」と「攻撃性」の関係について、紹介してみました。

本来は、攻撃的な性格でない人でも、
攻撃的な行動をとってしまう、というのが「没個性化」の怖いところでもあります。

無意識に過激な発言をしてしまっていることもあるので、
「自分は大丈夫」と思わず、責任をもって発言するように心がけたいですね。

ちなみに、インターネットは殆どの場合「匿名」ではありません。
然るべき手段を踏めば、個人を特定することも可能です。
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