行動経済学とは?心理学を応用した経済学についてわかりやすく紹介!

行動経済学

皆さんは、「行動経済学」というものを知っていますか?

行動経済学は、その名のとおり経済学の分野の一つなのですが、
実は、心理学とも深い関係をもっていたりします。

今回は、経済学と心理学の側面を持っている行動経済学について、簡単に紹介してみたいと思います。

行動経済学とは?心理学を応用した経済学についてわかりやすく解説!

行動経済学は、簡単にいってしまえば「心理学を応用した経済学」です。

例えば、次の選択肢のうち、必ずどちらかを選ばなくては行けない状況のとき、

みなさんなら、どちらを選ぶでしょうか?

A:1万円とられる
B:3万円とられるが、コインを投げて裏だったら免除。

この例では、1/2で3万円取られるので、

Bを選ぶと期待値では1万5千円損するということになり、

数字だけを見るとAを選ぶべき、という結果になります。

 

ところが、実際にはBを選んだ人が多いのではないでしょうか。

Aは「必ず損をしてしまう」のに対し、

Bには「損をしない可能性がある」ためですね。

 

ちなみに、

例のような、損得に関する人間の意思決定についての理論を

「プロスペクト理論」というのですが、

人がどのように意思決定を行うのかを分析し、経済学に適用する

というのが行動経済学の特徴の1つです。

従来の経済学との違い

これまでの経済学では、理論を作りやすくするために、

ホモ・エコノミクス(※)という存在を仮定して研究を行ってきました。
(※ホモ・エコノミカスと呼ぶ場合もある)

 

経済学で仮定されているホモ・エコノミクスは、

すべての情報を知っていて、常に合理的な判断や行動をする、という、

いわば完璧超人のような人間です。

そのため、必要な商品がどこで最も安く手に入るかを知っているし、

必要のない商品を買ってしまうことはありません。

 

しかし、実際の人間はそのように行動することはほとんどありません

必要な商品が帰り道で立ち寄ったお店にそれを買うこともありますし、

必要のない商品を買うことも日常茶飯事です。

このような、ホモ・エコノミクスの「合理的な行動」

実際の人間の「合理的でない行動」との乖離は、経済学者の課題の一つでもありました。

 

その乖離を解決するための一つのアプローチとして、

社会心理学などを用いて、ありのままの人間の経済活動を研究し、

これまでの経済学で説明できなかった事柄を説明していくのが行動経済学なのです。

行動経済学は心理学者がつくった?

行動経済学のような研究、考え方は古くから行われていたものではありますが、

今のように注目されるようになったきっかけを作ったのは、

心理学者のダニエル・カーネマンエイモス・トベルスキーです。

この2人は、
1979年に発表した「プロスペクト理論」に関する論文によって、

行動経済学の発展に大きく貢献した功績が認められ、

2002年に心理学者で初めて「ノーベル経済学賞」を受賞しました。

ちなみに、トベルスキーはこのときすでに亡くなったあとだったため、
実際に受賞したのはダニエル・カーネマンのみでした。

まとめ

今回は、「行動経済学とは?心理学を応用した経済学についてわかりやすく解説!」ということで、

行動経済学とはなにか
従来の経済学とはどう違うのか

について、簡単に紹介してみました。

行動経済学とは

従来の経済学では、人間は合理的に行動するものとして扱われていたが、
それでは説明できない事柄も多く、課題とされていた。

行動経済学は、そのような課題を解決するために心理学を応用し
人間の不合理な部分も考慮して社会や経済の動きを考える学問

マーケティングや投資をする人にとっては、是非知っておきたい分野の一つです。

今回の内容で興味をもった人は是非、書籍などを手にとってみてはいかがでしょうか。

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