皆さんは、試験の点数が良かったときや、就職の内定が決まったとき、昇格したとき、
「うまく行った!」「合格した!」「内定もらえた!」など、心から喜べていますか?
人よっては、今後のことを考えたり、自分の周りの人のことを考えて、
「うまくいかないほうが良かった・・・」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は、「成功しないほうが得をする!?日本人に多い成功回避傾向とは?」ということで、
成功回避とはなにか、なぜ成功を回避するのかについて紹介してみようと思います。
成功しないほうが得をする!?日本人に多い成功回避傾向とは?
世の中には、「成功しないほうが得をする」という考え方を持っている人が少なからずいます。
人に褒められたり、注目されることが好きな人がいるように、
人に褒められたり、注目されることを好まない人がいるのも事実です。
このような傾向を、心理学では成功回避と呼びます。
では、そのような傾向がある人は何故、
「成功しないほうが得をする」という考え方をしているのでしょうか。
欠点があったほうが好感度が上がる
成功回避の理由として、まずあげられるのが「欠点があったほうが好感度が上がる」ということです。
可愛がられたり、周りにかまってもらえたりすることがある。
ということを経験的に知っている為、
成功することを避け、能力を低く見せようとすることがあります。
例としては、
ペットボトルの蓋があけられない、ということを男性にアピールして
「非力な女性」「かよわい」という印象を与える、
というのが挙げられます。
成功すると妬みの対象になる
成功回避の理由として、あわせてあげられるのが「成功すると妬まれる」ということです。
ということを警戒してしまうため、
成功することを避けたり、成功していることを隠す、ということがあります。
試験の成績が良かったのに、
それをクラスメイトにいわなかったり、嘘の点数を伝えたりする、というのは、
成功回避の1つの例といえるのではないでしょうか。
成功すると自由が失われることがある
あまりピンとこないかもしれませんが、「成功すると自由が失われる」というのも、成功回避の理由になります。
仕事ができる、有能だ、ということが周りに思われると
余計な仕事が降ってきて自分の時間が失われるため、
自分の能力を低く見せる、という人は意外といるのではないでしょうか。
また、最近だとYoutuberが顕著ですが、
成功して著名になった結果、自由に外を出歩くことができなくなったり、
その人気を保つために、これまで以上に時間を費やす羽目になったりする、
ということもあります。
まとめ
今回は、「成功しないほうが得をする!?日本人に多い成功回避傾向とは?」ということで、
成功回避とはなにか、なぜ成功を回避するのかについて紹介してみました。
成功回避傾向がある人は、集団生活の能力が高い、と言われているので、
悪いことではありませんが、
必要以上に成功回避してしまい、自分の能力を発揮できていない、ということもあります。
日本人は特に、成功回避傾向が強い、と言われているので、
自分はどういう傾向があるのか、自分の成功回避を阻害している要因はなんなのか、
改めて考えてみるのもよいのではないでしょうか。