皆さんは、ギャップ萌えという言葉をご存知ですか?
男性、女性問わず、相手の言動がイメージと違ったときに、
「キュン」としてしまった、という経験がある人も多いのではないでしょうか。
今回は「ギャップ萌えの意味とは?ギャップが好印象になる理由を心理学的に解説」というテーマで
ギャップ萌えについて、心理学的に解説してみたいと思います。
ギャップ萌えの意味とは?ギャップが好印象になる理由を心理学的に解説
そもそもギャップ萌えとは一体どういうものなのでしょうか?
ギャップ萌えとは、簡単に言ってしまえば
「相手に対するイメージ」と「事実」とのギャップによる萌えのことです。
例えば
私服ではガーリーな格好を好んで着ているのを知って、ときめいた
というのは、ギャップ萌えのわかりやすい例ですね。
「クールで、大人びた印象」という相手に対するイメージと
「私服ではガーリーな格好を好んで着ている」という事実とのギャップによってトキメキにつながっています。
では、このようなギャップ萌えはなぜ起こってしまうのでしょう。
ギャップ萌えの原因はゲインロス効果?
ギャップ萌えは心理学的にいうとゲインロス効果という心理効果によるものです。
ゲインロス効果とは、
ギャップが生まれ、そのギャップの分だけ強い印象が残る
という心理効果です。
これをギャップ萌えに当てはめて考えると、
もともとの相手に対するイメージをポジティブに裏切られることで、
ギャップが生まれた結果「萌え」などの好意的な感情になっているということですね。

ゲインロス効果ってなんで起こるの?
それでは、ギャップが大きいほど印象が変わったり、好意的な感情を引き出したりできるのはなぜでしょうか。
それは、そもそも人間がものごとを評価するときに、無意識に他のものとの比較をしているからです。
そのため、基準となったものとのギャップが、ものごとの評価に影響をすることになります。
ゲインロス効果の場合は、
相手に対して抱いていたもともとの印象が基準となり、
その基準と事実とのギャップによって印象を評価しているため起こるものです。
まとめ
今回は、「ギャップ萌えの意味とは?ギャップが好印象になる理由を心理学的に解説」ということで、
ギャップ萌えとはそもそも何なのか、
というところから、ゲインロス効果について掘り下げて見ました。
何気なく使っている単語かもしれませんが、
実は人間が物事を判断するしくみに関わる心理効果なのです。
ギャップ萌えしやすい、という人は、
自分がどういうギャップに弱いのか、分析してみるのも面白いですよ。
余談:ツンデレはギャップ萌え?
完全に余談ですが、「ツンデレ」はギャップ萌えに含まれるのか考えてみましょう。
ツンデレは、定義があまりしっかりされているワードではありませんが、今回は
・普段は攻撃的なトゲのある態度をとっているが、相手や状況によって甘えるような態度をとることがある
というツンデレについて考えてみましょう。
筆者の解釈ですが、この場合は
普段の「攻撃的な態度」と、別の状況での「甘えるような態度」のギャップが評価に影響を与える為、
ギャップ萌えと呼べるのではないでしょうか。