嘘は本当にバレるのか?バレにくい嘘の付き方とは?

心理学

嘘を付くのは得意ですか?

いきなり何を聞いてるんだ、って感じですが、
「嘘も方便」とも言うように、「嘘をつく」という行為は、100%悪い行為であるとは言えません。

嘘をつく理由や、状況等によって、仕方がない嘘、もしくは適切な嘘もあるでしょう。

今回は、そんな「嘘」に関して、
嘘はバレるのかどうか、そして、嘘がばれないようにする方法について、紹介してみましょう。

当たり前ですが、「他人が傷つく嘘」は絶対にやめましょう。

嘘は本当にバレるのか?

嘘をつかないで済むならば、そのほうが良い、というのは前提として、
果たして、嘘は本当にバレるのでしょうか。

例えば、就職の面接などで、自分をよく見せるために嘘をついた場合、
面接官はそれに気づくことができるのでしょうか。

嘘はほとんど見抜けない

結論から言います。基本的に嘘は見抜くことができません。

アメリカの心理学者が約24000人を対象に行なった実験によると
なにかしらのサポートや、特殊な訓練なしでは、嘘を見抜ける確率は54%でした。

「54%」ときいて、
なんだ、半分も見抜けるのか・・・と思った人はよく考えてみてください。
コインを投げて表が出る確率が50%です。
つまり、当てずっぽうと変わらないレベルでしか、嘘を見抜けていないのです。

これは嘘を見抜けている、というより、五分五分に賭けて当たった、というレベルです。

嘘を見抜くプロはいるのか?

上で紹介した実験は、いわゆる「一般の人」を対象に行なったものです。
では、「嘘を見抜くプロ」のような人はいるのでしょうか。

例えば、
警察官のような職業の人は、日頃から「嘘」と付き合って仕事をしているわけですから、
一般の人よりも、嘘を見抜く能力は高い気がします。

嘘、欺瞞に関する研究で有名なポール・エクマンらは、
シークレットサービス、捜査官、裁判官、精神科医、嘘発見器オペレータ、SIGのメンバー、
そして、普通の大学生を対象に嘘や欺瞞を見抜く能力を調べました。

結果としては、
普通の大学生の平均が52%程度であったのに対して、
シークレットサービスを除く職業の平均はそれぞれ55%程度にとどまりました。

唯一高かったシークレットサービスの平均は64%程度でした。

つまり、日頃、仕事で嘘と付き合っている職業であっても、
嘘を見抜く能力は一般の大学生とほとんど変わらない、という事です。

そして、我々がシークレットサービスに嘘を見抜かれる機会はおそらく無いので、
嘘はバレない、と言って問題ないでしょう。

嘘を付くのが苦手・・・バレにくい嘘の付き方とは?

「嘘はバレない」と聞いて、

そうだよな、俺もほとんどバレたことないし。

と思う人もいれば、

そんなバカな。俺の嘘はほとんどバレてるぞ・・・。

と思う人もいるでしょうが、それもそのはず。
「嘘はバレない」というのは、「嘘を見ぬく能力がほとんどない」ということ。
「嘘をつく能力が高い」というわけではありません。

つまり、嘘を見抜く能力が低くても、嘘をつく能力が低い人の嘘は見抜くことができるわけです。

では、嘘をつく能力が高い人と低い人の違い、
嘘を見抜かれてしまう理由とは、一体何なのでしょうか。

嘘を示すサインを自ら出している

嘘を見抜かれてしまう理由は単純で、嘘をついたとき、それを示すサインを自ら発しているのです。

まずよくあるのが、「嘘を付ききれていない」ということ。
極端な例だと、「読書が趣味です」って言っているのに、「最近よんだ本は?」と聞かれて答えられない。
などのように、簡単なツッコミでバレる嘘少し考えたらバレる嘘になっていることがあります。

そして、「態度」が怪しいということ。
心理学的には、仕草や表情で嘘を見抜く、というのは正直言って難しい、と言われているのですが、
それでも、嘘を付くのが下手、苦手な人だと、嘘を付くことに緊張して、態度に出ることがあります。

よくあるのが、「早く話を終わらせようとする」というもの。
今の話題を続けてボロが出るのを恐れ、早く他の話題にいこうとしたりするのは、傍から見ると怪しさ満点ですよね。

また、「受け応えがはやすぎたり、おそすぎたりする」、ということもあります。
本来なら、思い出すために時間がかかる為、質問されてから答えるまでに時間がかかるはずなのに、
嘘の回答、テンプレ通りの回答をしているため応答がはやすぎると、相手にとっては違和感に繋がります。

嘘がよくバレる、という人は、自分がついてきた嘘がどうだったか、振り返ってみると良いかもしれません。

バレにくい嘘の付き方

では、バレにくい嘘はどのように付けばよいのでしょうか。

これは、上で紹介した嘘を示すサインを潰していく、ということが一番よい方法でしょう。

とはいえ、嘘をつく練習をして、改善していく、というのも難しいですよね。

使いやすいテクニックを一つ紹介します。

嘘をつくのに慣れている人からしたら、当たり前かもしれませんが・・・

それは、嘘と本当を混ぜて話す、ということ。
本当のことが含まれているだけで、嘘は嘘と見抜きにくくなります。
もちろん、嘘の割合は小さい方が、良いです。

また、

「0を1にする嘘」よりも「1を100にする嘘」のほうがバレにくく、
自分への心理的ストレスも軽減できるはずです。

まとめ

今回は、果たして嘘はバレるのかどうか、
そして、嘘がばれないようにする方法について紹介しました。

最後に、一番効果的な、嘘がばれない方法を紹介します。
それは、

「嘘をつかない」ということです!

冗談です。

いえ、もちろん、嘘をつかないことが理想であることに間違いはないでしょう。
果たして、本当に嘘を付くべきなのか、嘘をつかないで良い方法はないのか、
ということは、考えて見ると良いかもしれません。

人はなぜ嘘を付くのか?嘘のタイプで分類してみよう
人がウソをつくのは一体なぜなのでしょうか? 例えば、友人や、同僚、後輩、部下のミスを庇うために「私がやりました」と嘘をついたり、 子供のイメージを壊さないために、「サンタさんはいる」と嘘をついたりするのが該当します。 また、サプライズや、人を笑わせたりするための冗談なども、嘘ではありますが悪い印象ではないですよね。

その上で、自分のため、人のために必要な嘘だと思うのであれば、
今回の内容を活用してみてください。

参考文献

今回参考にした論文はこちら。

Accuracy of deception judgments.
Who can catch a liar?
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