「目を見て話しなさい」
子供の頃に、そう注意された経験があるひとも多いはず。
接客、コミュニケーションにおいて、「目を見て話す」という行為は重要視され、
指導するポイントとしてよく挙げられるものです。
では、「目を見て話す」という行為が大切な理由とは一体何なのでしょうか。
今回は、「目を見て話す」と言うことが大切な理由、を見ていきたいと思います。
コミュニケーションの基本!目を見て話すことが大切な理由とは?
経験として知っている人もいると思いますが、
「目を見て話しているかどうか」で、相手に与える印象が大きく変わります。
例えば、コンビニなどで買い物をする際、
店員の方が下を向いたまま、一切目を合わせることなくレジ打ちをしていたら、どんな印象を受けるでしょうか。
ほとんどの場合、
「やるきないのかな」「感じ悪いな・・・」
などとあまり良くない印象を受けるのではないでしょうか。
「目を見て話す」ということを推奨されているのは、
そのような、悪印象を与えることを避けるためという側面が多くあります。
ですが、「目を見て話す」という行為には、
「悪印象を与えない」ということ以外にも、メリットが存在しています。
知性が高い人はアイコンタクトの回数が多い
知性が高い人、ざっくりいってしまえば、頭がいい人は、アイコンタクトの使い方に特徴があります。
それは、「回数」と「長さ」。
一般に「知性が高い」といわれている人は、そうでない人と比べて
アイコンタクトの回数が多く、目があっている時間も長い、ということがわかっています。
さらに、多くの人は経験から、
「目線をしっかり合わせて話をする人は有能な人が多い」ということを知っているので、
目線を合わて会話をするだけで、「知性が高くて有能な人」という印象を与えることができます。
アイコンタクトの時間が長い人に対して、「知的で有能である」という印象を受けやすい。
アイコンタクトをするだけで好感度が上がる
実は、アイコンタクトをするだけで、好感度を高めることができます。
ある心理学者は、
「男女にペアを組ませ、2分間アイコンタクトを取り続けてもらう」という実験を行いました。
すると、実験のために「言われてやっている」のにもかかわらず、
ペアに対する好感度、愛情度が高まった、という結果が得られています。
まとめ
今回は、「コミュニケーションの基本!目を見て話すことが大切な理由とは?」ということで、
目を見て話さないことによって与える印象と、
目を見て話すことによって与えられる好印象について、紹介して見ました。
スティーブ・ジョブスなどのプレゼンなどもそうですが、
常に観客や取材陣の方に目線を向け、スライドにはほとんど目線を向けない状態がほとんどです。
喋り方も持ちろんですが、視線の使い方を工夫するだけで、
圧倒的な自信や余裕、知的さ、有能さなどを感じさせることができます。
これまでアイコンタクトを蔑ろにしてきた人はもちろん、
今まで意識してきた人も、改めて、
「視線の使い方」を意識してコミュニケーションをとるようにしてみましょう。