ゲインロス効果とは?ギャップを好印象につなげる方法を知ろう!

心理学

皆さんは、自分の魅力をアピールするのは得意ですか?

もちろん、うまくアピールできる人もいるとは思いますが、

せっかくの魅力をうまくアピールできず、評価につなげられていない人も多いのではないでしょうか。

 

今回は、「ゲインロス効果とは?ギャップを好印象につなげる方法を知ろう!」というテーマで、

印象操作の心理術のひとつである、ゲインロス効果を紹介したいと思います。

ゲインロス効果とは?ギャップを好印象につなげる方法を知ろう!

ゲインロス効果とは、
周囲に与えていた印象を、ポジティブ、又はネガティブに裏切ることでギャップが生まれ
そのギャップが大きければ大きいほど、強い印象を与えることができる
という心理効果です。

多くの場合、ゲインロス効果という一つの心理効果として扱われる事が多いですが、
実際は、ゲイン効果ロス効果という2つの側面をあわせたものです。

まずは、それぞれがどういうものであるか、簡単にみていきましょう。

ゲイン効果とは?

ゲイン効果とは、
他人に与えている印象を、ポジティブに裏切ることで、評価がプラスになる、
つまり、好印象を与える、と言うものです。

この時、もともと与えていた印象とのギャップが大きければ大きいほど、
評価が大きく上がる、というのが、ゲイン効果の特徴です。

ロス効果とは?

ロス効果とは、
他人に与えている印象を、ネガティブに裏切ることで、評価がマイナスになる、
つまり、悪印象を与えると言うものです。

この場合も、ゲイン効果と同様に、
もともと与えていた印象とのギャップが大きければ大きいほど、
評価が大きく下がる、というのが、ロス効果の特徴です。

ゲインロス効果の実験

ゲインロス効果に関して一番有名なのが、

アメリカの心理学者であるエリオット・アロンソンダーウィン・リンダーが行った研究です。

低評価をしてきた相手に対しては悪い印象を持ち、
高評価をしてきた相手に対しては良い印象を持つ、

というのは想像しやすいと思いますが、

アロンソンとリンダーの実験では、
その評価の内容が変化した場合、印象にどういう影響を与えるのかを調べました。

この実験では、被験者の女子学生は、サクラで用意された男子学生と面談を行い、
次の4種類のパターンで評価をうけました。

・最初から最後まで高評価
・最初から最後まで低評価
・前半は高評価、後半は低評価
・前半は低評価、後半は高評価

面談後、男子学生に対する印象、好感度を調査したところ、
前半は低評価、後半は高評価
というパターンで評価をうけた女子学生は、
他のパターンで評価を受けた女子学生よりも、
男子学生に対して好印象を持っていたことがわかりました。

前半は低評価、後半は高評価というパターンで評価を受けた場合、

女子学生の目線では、

前半は低評価をされたので、評価者(男子学生)に対して悪い印象をもっていたが、
後半は高評価をされたので、評価者(男子学生)に対して良い印象をもった、

ということになります。

ここで、悪い印象→良い印象への転換が起こっており、

そのギャップによって

他のパターンの被験者よりも評価者に対して好印象を抱いた、

ということが考えられます。

Gain and loss of esteem as determinants of interpersonal attractiveness
In a laboratory experiment, coeds interacted in two-person groups over a series of brief meetings. After each meeting the subjects were allowed to eav…

余談:ゲインロス効果が最初に注目されたのはいつ?

ゲインロス効果の実験に関しては、上で紹介したアロンソンとリンダーのものが有名ですが、
ゲインロス効果はいつごろから注目されるようになったのでしょうか。

オックスフォード大学の文献によると、オランダの哲学者バールーフ・デ・スピノザ
下記のように述べているのが最初(1677年)だと言われています。

Gain-loss effect - Oxford Reference
The finding that people tend to be most attracted to others whose liking for them appears to have increased, and least attracted to others whose liking for them...

Hatred which is completely vanquished by love, passes into love; and love is thereupon greater, than id hatred had not preceded it.

愛によって打ち破られた憎しみは、愛に変わって行く。
その愛は、憎しみがなかった場合よりも大きいものになる。

ゲインロス効果という名前こそありませんが、
述べられている内容はゲインロス効果そのものですね。

ゲインロス効果の例

ゲインロス効果は、様々なシチュエーションで目にすることがあります。

例えば、

  • 会社や学校などでは、真面目で、無愛想な印象だった人が、実は表情豊かで、おもしろい人だった
  • 外見からは、家庭的な印象は受けないのに、実は料理上手で、部屋もきれいだった
  • 合コンで、最初はあまり気にしていなかった相手が、実は細かい気配りができる人だった
  • よく知っているつもりだった友人が、実は英語堪能で、困っている外国の人を助けていた。

などですね。

このように、もともとの印象を覆し、好印象となるのがゲイン効果というものです。

 

恋愛的な観点で見ると、いわゆるギャップ萌えというやつです。

  • 普段、穏やかな印象の男性が、大事な場面では毅然とした態度を取っていてカッコよかった
  • 普段クールな印象の女性が、優しい笑顔をしたときに、キュンとした

などがあります。

ギャップ萌えの意味とは?ギャップが好印象になる理由を心理学的に解説
ギャップ萌えとは、「相手に対するイメージ」と「事実」とのギャップが生み出す好意的感情のことです。 それでは、ギャップによって好意的感情、つまり萌えが生まれるのは何故なのでしょうか。 ギャップ萌えは心理学的にいうと「ゲインロス効果」という心理効果によるものです。

逆に、

  • 真面目な人だ、と評価されている人が、空き缶などのポイ捨てをしていた
  • 合コンで、カッコいいと思っていた人が、自分のことばかり話していて楽しくなかった

などのように、もともとの印象を覆し、悪印象となってしまうのがロス効果です。

ゲインロス効果を応用する方法とは?

ゲインロス効果は、印象操作に使える心理効果の中でも、
実生活のなかに取り入れやすいものです。

その中でも、わかりやすく、使いやすいものを紹介しましょう。

自分の印象や評価をわざと下げておく

ゲインロス効果を生活、コミュニケーションに応用する場合、
周囲に与える印象や評価を、支障がない範囲でわざと下げておく
というテクニックが使えます。

例えば経済力に自信がある人の場合は、普段はあまり高いものを身に着けないようにする
知識、学力に自信がある人は、あまり知識をひけらかさないようにする

などです。
能ある鷹は爪を隠すともいいますしね。

そうしておくことで、ビシッと決めたときのギャップが好印象につながることになります。

ゲインロス効果を恋愛に応用するには?

印象や評価を下げておく、というテクニックは恋愛においても有効です。

 

普段の服装と、デートの時の服装でギャップを作るなら、

普段会社でスーツの人は、デートではとびきりカジュアルに、

逆に、普段カジュアルよりの格好の人は、デートではフォーマルよりにしてみる、

などの方法があるでしょう。

 

また、女性の場合は、

普段パンツルックの人が、デートのときにスカートでいくだけでも、

相当なゲイン効果が期待できます。

ゲインロス効果で好印象をゲットしよう!

今回は、ゲインロス効果とは?ギャップを好印象につなげる方法を知ろう!ということで、

印象操作の心理学として有名なゲインロス効果を紹介してみました。

 

自分の魅力をアピールするのが苦手な人はもちろんですが、

得意だという方も、この効果を使うことでさらに評価を向上することが期待できます。

 

また、ゲインロス効果を応用する方法についても紹介してみましたが、

なにより、自分の魅力となる部分をいかに演出するかが肝になります。

周りが思っている評価をポジティブに覆し、好印象をゲットしましょう。

 

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