ブレインストーミングは意味がない?欠点を克服したアイデア出しの方法を紹介

ビジネス心理学

アイデア出しの手法として、
おそらく最も有名なテクニックといえば「ブレインストーミング」ではないでしょうか。

実際にやったことがある人も多くいると思いますが、
その「ブレインストーミング」の有効性が否定されている、というのは知っていたでしょうか?

 

今回は、「ブレインストーミングはアイデア出しに無意味だった!?」というテーマで、
そもそも「ブレインストーミング」とはなんだったのか、
そしてなぜ、「無意味」とまで言われているのか、紹介してみようと思います。

ブレインストーミングは意味がない?欠点を克服したアイデア出しの方法を紹介

会議でのアイデア出しに用いられるのはもちろん、
新卒採用の際に、会話の進め方を見るために使われることもある「ブレインストーミング」。

では、そのもそも「ブレインストーミング」ってどういう手法だったか、説明できますか?

そもそもブレインストーミングってなんだっけ?

そもそも「ブレインストーミング(通称:ブレスト)」とは、
アレックス・オズボーンによって1950年代に考案された会議の手法の1つで、
基本的には次の4つの原則に基づいて行われます。

  • 批判や判断を行わない
  • 質よりも量を重視する
  • ユニークなアイデアを重視する
  • みんなのアイデアを結合させて改良する

このように、「批判をしない」というルールで行うので、

発言をしやすくなるので、他の会議形式では出てこないような、創造性の高いアイデアが生まれる。

というメリットが謳われていました。


で、ここからが本題。

冒頭でも書いた通り、今では「ブレインストーミング」の有効性・有用性は、否定されています
つまり、「ブレインストーミングは意味がない」と言われてしまったわけです。

一体なぜなのでしょうか。

ブレインストーミングの有効性が否定された理由とは?

ブレインストーミングの有効性が否定された理由は、次のようなものがありました。

発言への抵抗はなくならない

「批判をしない」というルールがあるとはいえ、自分の意見を出すことに抵抗を持つ人は多くいます。

むしろ、

「ルールがあるから批判されないだけ」
「本当は批判があるのでは?」

と疑心暗鬼を増長して発言しにくくなる可能性さえもあります

目上の人の意見が高く評価されやすい

人間は思っている以上に「誰が発言したか」ということに影響されます。

特に会社などの環境においては、上下関係の影響が出てしまうこともあるでしょう。

人任せになる

人間は、一人のときよりもグループになったときのほうが、手抜きをするようになります。

 

考えてみると当たり前の理由ですよね。

「4つの原則」によってアイデア出しを奨励したところで、
参加者の性格が変わるわけではありません。

さらに、心理学者が行った調査によると、

ほとんどの場合、

ブレインストーミングを行うよりも、

個人でアイデアを出したほうが、ユニークなアイデアが生まれた

ということも言われています。

本当に自由にアイデアをだすというレベルには程遠い、

といえるのではないでしょうか。

ブレインストーミングの欠点を補うアイデア出しテクニックとは?

ブレインストーミングが、アイデア出しにあまり意味がない、というのはわかりました。

では、「アイデアをたくさん出したい」「突飛なアイデアがほしい」という場合、
どのような方法を使えばよいのでしょうか。

ブレインライティング

実は、「ブレインストーミング」の弱点・欠点を補う手法として、
「ブレインライティング」というテクニックが存在します。

基本的には次のような流れで行われます。

  • グループの人数分紙を用意して、それぞれ無記名でアイデアを書き出す
  • 一定時間経過したら、隣の人に紙を回す
  • 受け取った紙に書かれたアイデアをもとに、浮かんだアイデアを書き出す
  • 一周するまで繰り返す

簡単にいってしまえば、
「ブレインストーミング」で口頭で行っていたアイデア出しを、
紙の上で行うことで、「人前でアイデアを出す」という抵抗を取り除くことができ、
無記名で行うことで、「誰が書いたのか」がわからないので、アイデアをフラットに評価することができる。

というものです。

実際、テキサス大学などが実験をおこなっており、
「ブレインストーミング」よりも高い効果が得られた、ということがわかっています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、「ブレインストーミングは意味がない?欠点を克服したアイデア出しの方法を紹介」というテーマで、
そもそも「ブレインストーミング」「ブレインライティング」について、紹介してみました。

もし、習慣、惰性、とりあえず、などの理由で「ブレインストーミング」を使っている人がいれば、
まずは是非「ブレインライティング」を試してみてください。

これまでに出なかったような創造性の高いアイデアが生まれるかもしれませんよ。

気づいている人もいるかも知れませんが、
「ブレインライティング」にも問題点はいくつかあります。「順番に紙を回す」というシステムの都合上、次の人は記入者が特定できる、
また、紙で行っているため、筆跡で記入者が特定できる可能性がある、
などです。この辺は、電子化するとかすれば解決できることです。是非、自分たちのグループに適したアイデア出しの手法を検討して見ましょう。

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