みなさんは、コーヒーお好きですか?
仕事や勉強の際に、頭を覚醒させるために、コーヒーを飲む人もいますが、
カフェインの効果をちゃんと発揮できていない人もおおいのではないでしょうか?
今回は、「勉強や仕事の効率をあげるにはコーヒーを飲もう!」ということで、
コーヒーの効果的な飲み方について、紹介してみようと思います。
記憶力30%アップ!?勉強や仕事の効率をあげるにはコーヒーを飲もう!
コーヒーに含まれているカフェインが、眠気を覚ます効果がある、ということは多く知られていますが、
そのカフェインの効果を引き出し、脳を覚醒させ、勉強や仕事の効率をアップするには、どうすればよいのでしょうか。
おすすめは、「コーヒーナップ」をすることです。
「コーヒーナップ」とは、コーヒーを飲んでから15分〜20分程度の昼寝・仮眠をする、というものです。
では、「コーヒーナップ」がよい理由とはなんなのでしょうか。
コーヒーを飲むと眠くならない理由とは?
そもそも、人間が疲れや眠気を感じるのは、
脳内に存在している「アデノシン」という物質のせいです。
具体的には、アデノシンがアデノシン受容体とくっつくことで、疲れや眠気を感じさせています。
つまり、アデノシンがアデノシン受容体とくっつくことができなければ眠くならない、ということですよね。
実はカフェインは、アデノシンと構造が似ているため、代わりにアデノシン受容体とくっつくことができます。
これにより、アデノシンはアデノシン受容体とくっつくことができなくなり、眠くならない、というわけです。
コーヒーナップが良い理由とは?
カフェインは、アデノシンの邪魔をすることができるわけですが、
すでにアデノシン受容体にくっついているものを除去できるわけではありません。
そのため、すでに眠い状態でカフェインを摂取してもなかなか眠気がなくならないのはこのせいです。
では、眠気をなくすためにはどうすればよいのでしょうか。
それは眠るのが一番。
そこで、「コーヒーナップ」です。
「コーヒーナップ」は、眠気や疲れを感じたら、コーヒーを飲み、15〜20分ほど仮眠を取る、
という方法です。
コーヒーを飲むことで、カフェインが摂取できますが、
それが、体に吸収され、脳に到達するまでに、約20分ほどかかります。
その間に一度仮眠をとることで、脳内のアデノシンが減少するので、
空いたアデノシン受容体とカフェインがくっつけるようになり、
脳を覚醒させることができます。
コーヒーを飲むと記憶力・集中力がアップする!?
ちなみに、コーヒーをのむと、記憶力が上がる、という研究があります。
コーヒーを
- 午前に飲むグループ
- 午後に飲むグループ
カフェインレスコーヒーを
- 午前に飲むグループ
- 午後に飲むグループ
の4グループに分けて実験を行ったところ、
午前中にコーヒー(カフェイン入り)を飲んだグループの記憶力が他のグループよりも30%高くなっていました。
勉強などで、記憶力をアップしたい場合は、午前中にコーヒーを飲むと良さそうです。
まとめ
今回は、「記憶力30%アップ!?勉強や仕事の効率をあげるにはコーヒーを飲もう!」ということで、
コーヒーの効果的な飲み方について紹介して見ました。
コーヒーを飲むことによって、たしかに眠気を抑えることはできますが、
眠らない限り、アデノシンがなくなっているわけではありません。
カフェインがきれたとき、
アデノシンとアデノシン受容体が一気にくっつくことで、
強い眠気や倦怠感を感じることになります。
眠くなったらまずは寝ること。
無理をせず、「コーヒーナップ」を行なって、体と脳を休めるようにしましょう。