人にお願いをするときはハードルを下げることが大切!

ビジネス心理学

人に何かを相談したい時、なにかをお願いしたい時、皆さんは何と声をかけていますか?

声をかけても聞いてもらえない足を止めてもらえないことが多い、という場合、

「ある一言」が足りないからかもしれません。

今回は、「人にお願いをするときはハードルを下げることが大切!」ということで、

人にお願いごとをするときのポイントについて紹介してみようと思います。

人にお願いをするときはハードルを下げることが大切!

例えば、上司に相談ごとがある時、何と声をかけるでしょう。

「お時間いただけますか?」と声を掛ける人も多いでしょうが、

上司の立場からすると、

あんまり時間ないんだけど、どのぐらいで終わる話だろう?」

と思うかもしれません。

「どのぐらいかかる?」と聞いてくれる人もいるかもしれませんが、

「いま時間ないから」と一蹴されてしまうかもしれません。

 

では、

「1分で終わるので、お時間いただけますか?」

と声をかけた場合はどうでしょうか?

 

上司も、「1分ならいいか」と思って、

話を聞いてくれる可能性が高くなります。

その結果、話が盛り上がって、1分で終わらなくても、

時間が許す限りは話を聞いてくれるでしょう。

イーブン・ア・ペニー・テクニック

上で紹介した例のように、

具体的で、ハードルの低い依頼をすることで、依頼を受け入れてもらい易くなり
依頼した内容よりも、大きいリターンを得られる可能性もアップする

という心理効果、テクニックを「イーブン・ア・ペニー・テクニック」といいいます。

心理学者が行った実験では、

人に、募金のお願いをする時、

「募金をお願いします。」と声をかけたパターンでは、
約29%の人が募金に協力してくれたのに対し、

「1ペニーだけでも良いので募金をお願いします。」と声をかけたパターンでは、
約50%の人が募金に協力してくれました。

募金の場合、「募金をお願いします。」と声をかけただけだと、

「いくら募金すれば良いんだろう。」
「少ししか募金しないと冷たい人だと思われるかな?」
「あまりお金ないしな」

などと、募金に対して消極的な気持ちにさせてしまう可能性があります。
ところが、「1ペニーだけでも良いので」と声をかけることで、

「1ペニーでいいなら」

と、募金に対して積極的な気持ちにさせることができます。
さらに、

「どうせ募金するなら・・・」

と、1ペニー以上の募金をしてもらうこともできます。

以前に紹介した、ローボール・テクニックと同様、
ハードルを下げることで、相手の意思決定を引き出すことができる、というものですね。

ローボール・テクニックとは?好意的な条件を覆して承諾を得る方法
セール品の棚にあったからレジに持っていってみると、対象外の商品。でも、そのまま買ってしまった、という経験はないでしょうか。 「ローボール・テクニック」は、最初に出した好条件を覆したり、後から悪条件を足したりしているにもかかわらず、相手に承諾させることができるテクニックです。

イーブン・ア・ペニー・テクニックの応用例

部下に残業を頼む場合

終りが見えない残業や、見えていても長い残業は、積極的にやりたいものではありません
部下に残業を頼む場合、「1時間だけでいいから」と声を掛けるようにしてみましょう。

気になる相手をデートに誘う時

はじめからディナーなどに誘ってしまうと、残業同様、終わりが見えないため、相手に不安を与えてしまいます
気になる相手を初めてデートに誘う時は、「ランチだけでも一緒にどうですか?」などと誘ってみるといいでしょう。

ほかに、「1回だけで良いので一緒に映画見に行きませんか?」といった誘い方も良いかもしれませんね。

セールストークを聞いてもらいたい時

電話や、対面で、営業をするとき、「少々お時間よろしいですか?」と声をかけてしまうと、
「忙しいので」「時間が無いので」と断られてしまう可能性が高くなります。
セールストークを聞いてもらうためには、「1分だけお話聞いてもらえませんか?」と声をかけてみましょう。

これで承諾してもらえたら、あとは営業力の見せ所。
その「1分」を全力で使って、相手がその先を聞きたいと思えるように興味を引きましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、「人を動かす為には、『1分でいいから』の一言が大切だった!」ということで、
人にお願いごとをするときに使える「イーブン・ア・ペニー・テクニック」を紹介してみました。

相手の行動を促すには、相手にとってハードルとなっている事柄を、
「1分でいいから」「1円でいいから」などのように、具体的で、小さい要求を提示することで、
取り除いてあげることが大切です。

タイトルとURLをコピーしました