これまでの記事では、承諾誘導や好感度に関する心理的効果、心理術を紹介して来きましたが、
今回は、もっと日頃から使いやすい心理的効果である「ウィンザー効果」を紹介したいと思います
ウィンザー効果とは?
ウィンザー効果とは、
物事は本人から伝わるよりも第三者から伝わったほうが、信憑性が高まり大きな影響を与えることができる
と言うものです。
マーケティングなどの世界ではよく取り上げられるので知っている人も多いかもしれません。
ウィンザー効果の例
例えば、会社の上司に褒められたとき、
A:「仕事がんばってくれて、いつも感謝しているよ」
B:「(お世辞だろ)ありがとうございます」
と思ってしまうような状況があるかもしれません。
ですが、
C:「Aさんが、Cに感謝してるっていってたよ」
B:「(ちゃんと見てくれてるんだ・・・)そうなんだ」
のように、他人の口を通して聴くことで、その内容に信憑性、信頼性を感じれるようになります。
また、商品の宣伝で、
A:「うちの商品はすごく使いやすいです!」
といわれるよりも、
C:「Aの商品は、すごく使いやすかったよ!」
と言われたほうが、使ってみる気になりませんか?
単純に、本人の口からその言葉を聴くと、
でまかせだったり、誇張であったり、
何かしら信憑性のなさを感じてしまいますが、
他人の口から聴くと、
その人がでまかせを言っている、などの発想にはなりにくいので、
信憑性があるように感じるわけです。
また、他の人から聴く、ということは、自分の前だけで言っているわけではなく、
他の人の前でもそう思ってくれている、自分のことを気にかけてくれている、という発想になるため、効果があります。
ウィンザー効果の由来
正直、名前の由来は、心理学者の名前だと思っていたんですが、小説の登場人物の名前でした。
「第三者の褒め言葉がどんなときにも一番効果があるのよ」
というセリフを発したのがウィンザー夫人だったため、「ウィンザー効果」といいます。
ウィンザー効果の応用
さて、この効果を恋愛につかってみるとすると、いちばん単純かつ効果的なのは、
やはり、自分の評判が他人経由で相手に伝わるようにすること、です。
つまりは普段からよく見られるように努力するのが一番なんですが・・・
もし、気になっている相手と仲のいい人がいて、ついでに自分の恋愛相談に協力してくれる状況があれば、
良い情報を流してもらえるように相談してみると良いですね。
まとめ
恋愛に使うのは、うまくやらないとむずかしいかもしれませんが、
普段のコミュニケーションの中だったり、広告の手段としては、
すごく使いやすい上、実際使われている効果なので、とりいれてみてはどうでしょうか。