気になる相手とデートに行く場合でも、合コンに行く場合でも、
外すことができないのが「お酒」ではないでしょうか。
お酒を飲むことで気分が良くなって、楽しく話ができたり、いろんな枷が外れて、本音で話せたり。
お酒の力を借りて告白して、カップル成立!なんてこともあるかもしれません。
今回はそんな「お酒を飲むことと恋愛の関係」について紹介してみようと思います。
ビアゴーグル効果とは?お酒の席では魅力が43%増しって本当?
お酒の席で知り合った女性を口説いて、お持ち帰りに成功したものの、
朝起きて顔を見たら、全然タイプじゃなかった。
なんて話がありますが、なぜ、そんなことが起きてしまうのでしょうか。
ビア・ゴーグル効果
実は、心理学で知られている効果として、「ビア・ゴーグル効果」というものがあります。
「飲酒をする事で、異性が魅力的に見える」、という現象のことです。
ゴーグルというのは、水泳などで目にするいわゆるゴーグル(水中メガネ)のこと。
つまりは、「飲酒がもたらす色メガネ」のことを意味しています。
心理学者による実験
「お酒を飲むことと」、「異性が魅力的に見えること」の関係を調べた実験として、
よく挙げられるのが次の2つです。
ジョーンズによる実験
ジョーンズは、大学の近くのバーで次のような実験をしました。
飲酒している客と、飲酒していない客に写真を見せ、
そこに写っている人が、どの程度魅力的であるか、7段階で評価させました。その結果、飲酒をしている客の方が、総じて魅力度を高く評価したことがわかりました。
さらに、男性であれば女性の写真を、女性であれば男性の写真を高く評価していたこともわかりました。
リヴァースによる実験
さらに、飲酒量と魅力度の関係について調査を行ったのが、リヴァースです。
リヴァースは、呼気中のアルコール濃度を測定できる機械を用いて、次のような実験を行いました。
アルコール濃度を測定し、
お酒を飲んでいない人、ほろ酔い程度の人、酔っ払っている人に分類した上で写真を見せ、
そこに写っている人が、どの程度魅力的であるか、10段階で評価させました。お酒を飲んだ人の方が飲んでいない人よりも、高い評価をする、というのはジョーンズの実験と同様ですが、
ほろ酔い程度の人と酔っ払っている人の間ではほとんど差がない、という結果になりました。
つまり、この2つ実験により、
「適度に飲酒をする事で、異性が魅力的に見える」
「飲酒量を増やしてもあまり意味はない」
ということがわかりました。
お酒の力を借りて自分の魅力を高める
「適度に飲酒をする事で、異性が魅力的に見える」のであれば、
お酒の席であれば、自分自身を魅力的に見せる事もできるわけです。
「最後のひと押し!」など、ここぞという時には、お酒の力を借りてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
さて、今回は「お酒を飲むことと恋愛の関係」という事で、「ビア・ゴーグル効果」について紹介してみました。
デートなどでお酒を飲む、というのはよくあることなので、
「ビア・ゴーグル効果」は利用しやすい心理効果かもしれません。
同様に、自分が「ビア・ゴーグル効果」によって、
本来よりも高い評価を下してしまう可能性があることも認識しておきましょう。