初頭効果と新近効果ってなに?伝える順番で印象を変える方法を知ろう

ビジネス心理学

人に何かを伝えるとき、その順番を意識したことはあるでしょうか?

実は、物事を伝えるとき、その順番によって印象が変化することがあります。

心理学ではこれを系列位置効果とよんでいて、

その中でも有名なものとして初頭効果と、親近効果があります。

 

今回は、この初頭効果や新近効果についてわかりやすく解説してみようと思います。

 

初頭効果と新近効果ってなに?伝える順番で印象を変える方法を知ろう

初頭効果新近効果とは、

冒頭でも書いたとおり、「物事を伝えるとき、その順番によって印象が変化する」という心理効果です。

簡単に説明すると、それぞれ次のような意味になります。

初頭効果
最初に触れた情報が印象に残りやすい
新近効果
最後に触れた情報が印象に残りやすい

これらの効果を紹介するとよく話に上がるので先に書いておきますが、

この2つは、相反するものでも、どちらかに優位性があるものでもありません。

どちらも同じように重要な心理効果です。

それでは、この初頭効果新近効果について、詳しくみてみましょう。

 

初頭効果とは?

初頭効果とは、「最初の印象は記憶に残りやすく、影響を与えやすい」という心理効果です。

人間は、事実を事実のまま認識するのではなく、

自身の知識や経験、思い込みなどによって事実を歪めて認識します。

一般的には「色メガネ」などと呼ばれますが、これを心理学では「確証バイアス」と呼びます。

初頭効果では、第一印象によって「確証バイアス」が生み出され、

それ以降の評価や判断に影響を及ぼしています。

最初に好印象を与えておくことができれば、 ポジティブな色メガネで見てもらうことができ、

逆に最初に悪印象を与えると、何をやってもネガティブな色メガネで見られることになります。

 

新近効果とは?

新近効果とは、「最後に触れた情報が印象に残りやすい」という心理効果です。

単純に、真新しい記憶、印象、情報であるため、他の記憶の影響を受けにくい、ということはもちろんですが、

人間は、過去の経験を評価するときに、

ピーク(絶頂)がどうだったか」と「エンド(最後)がどうだったか」で判断します。

これを心理学では「ピークエンド効果」といいます。

そのため、美味しい食事をしても、退店時の店員の態度が悪いと、店の評価は下がり、

あまり美味しくない食事でも、退店時の店員の態度がすごく良ければ、店の評価は上がります。

いわゆる「終わり良ければすべて良し」というやつですね。

 

初頭効果と親近効果はどちらが強い?

どちらが強いか、優位か、という点に関しては、上でも述べている通りで、

どちらも同じように重要な心理効果です。

 

しかしながら、人によっては、

初頭効果の影響を受けやすい人もいれば、親近効果の影響を受けやすい人もいます。

 

では、その違いはなぜ生まれるのでしょうか?

その理由となるポイントは、自分自身の観察能力に自身があるかどうかです。

 

本人が、自分の観察能力に自信がある場合

第一印象を重要視する傾向があるため、確証バイアスが強く働き、

初頭効果が優位になりやすいです。

 

逆に、自分の観察能力に自信が無い場合だと、

自分の認識が間違っているものとして、情報を集めようとするため、

親近効果が優位になりやすくなります。

 

面接などでは、第一印象が大切と言われますが、

あれは面接官自分の観察能力を過信している場合が多いからですね。

 

初頭効果と親近効果の活用方法

それでは、これらの効果を実生活でうまく活用する方法について考えてみましょう。

初頭効果と親近効果を人間関係に応用する

多くの人は、自分の感じた印象を重要視しています。

そのため、最初に悪い印象を与えてしまうと、後で覆そうとしても、難しい場合が多いです。

面接や営業、合コンなどを含め、初対面の人と会う場合は

まずは第一印象を良くして、初頭効果で印象を向上させるのが良いでしょう。

良い第一印象を与えた後は、最後に与える印象にも気をつけるとよいです。

最後に、相手が興味のある話題、楽しい話題をふったり、お土産を渡したりすることで、

好印象で終わらせることができれば、親近効果でその印象を強く残すことができます。

 

初頭効果と親近効果を勉強に応用する

最初と最後に見たものは印象に残りやすい、というのが初頭効果「親近効果」のポイントです。

1時間勉強をする場合だと、

最初に勉強した内容と、最後に勉強した内容は記憶に残りやすくなりますが、

その間の内容は、比較すると忘れやすくなっています。

これを回避するために勉強時間を区切ることで、「最初」と「最後」を増やし、

印象に残るものを多くする、というテクニックが使えます。

 

まとめ

初頭効果親近効果について、わかっていただけたのではないでしょうか。

初頭効果は第一印象が大事

親近効果は終わりよければすべてよし

この2点に気をつけて、ちょっとした工夫をすることで、今までよりも良い印象を強く与えることができます。

 

知っているだけではもったいない!

ぜひためして、自分の生活をより良くするために役立ててみてください。

 

最後に

初頭効果親近効果については、それぞれ記事があるので、そちらも読んでみてください!

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