1万円が安く感じてしまう!?「コントラスト効果」について知ろう

ビジネス心理学

皆さんにとって、千円はどのぐらいの価値があるものですか?

大人になると、数千円のものはたやすく買えてしまうかもしれませんが、

子供のころは、ご褒美やプレゼントでもないと手がとどかないものだったのではないでしょうか。

今回は、そんな物の価値や評価に関する心理効果「コントラスト効果」を紹介してみようと思います。

 

コントラスト効果とは

コントラスト効果」とは、簡単に説明すると

「人は相対評価で物事を判断しているため、その物事の差が判断や知覚に影響を及ぼす

という心理効果です。

コントラスト効果」以外に、「知覚のコントラスト」や「対比効果」などと表現される場合もあります。

 

コントラスト効果の例

上の説明ではまだわかりにくいと思うので、具体的な例をあげてみます。

 

例えば、辛いものや、しょっぱいものを食べたあと、甘い物を食べると、

普段甘いものだけ食べたときよりも、甘みを強く感じた経験はないでしょうか。

 

また、5〜10年ほど前のゲームや、映画などについても、

当時は「高画質!」「キレイ!」などと言っていたのにもかかわらず、

今見ると「画質が悪い」などと思ってしまうのではないでしょうか。

 

このように人間は、物事を判断し、評価する時、

そのもの単体での評価(絶対評価)ではなく、

他のものと比べた評価(相対評価)で判断してしまいます。

 

そのため、経験や、知識、状況などによって、評価が変動してしまうことがあり得ます。

 

コントラスト効果の応用

知識や状況によって評価が変動するのであれば、それらをコントロールすることによって、

自分の都合の良い評価にコントロールできてしまいます。

 

例えば、高額の商品を見た後や、購入した後だと、

本来であれば「高い」と思うような商品を安く見せることができます。

 

実際、数万円単位の買い物というのは、安い買い物ではありませんが、

マイカーや、マイホームを購入する際のオプションとなると、簡単に財布の紐がゆるくなってしまいます。

カーナビや、シートをグレードアップであったり、フローリングのコーティングだったり。

マイカーであれば数百万、マイホームであれば数千万単位の買い物をするという状況ですので、

○万円ぐらいなら・・・」「せっかくだし・・・」と追加購入を決めてしまうのです。

 

うまい販売員の人であれば、

「本命よりも高い車」を最初に見せ、値段の評価基準を高くした後に、

「本命の車」を見せることで、「あの車よりはお手頃」「手が届く」「ちょうどいい」という印象を与えて、購入を決めさせ、

さらに、その後オプションを案内することで、さらに追加での購入を引き出すことができます。

 

まとめ

今回は、人間の判断に関する心理効果「コントラスト効果」について紹介してみました。

世の中は、みなさんが思っている以上に、この「コントラスト効果」が溢れています。

スーパーのチラシで、割引後の価格だけでなく、本来の価格も併せて記載されているのも、

このコントラスト効果を狙ったものです。

 

この効果に惑わされないために大事なのは、評価基準を改めることです。

何かを決める前に一旦立ち止まり、他人に相談したり、インターネットなどで情報をあつめたりすることで、

評価基準を改め、できるだけフラットな視点で評価するように気をつけましょう。

タイトルとURLをコピーしました