ジョハリの窓とは?効果的な自己分析手法とその活用方法を解説!

心理学

皆さんは、自分のことをどのぐらいよく知っていますか?

自分だけが知っていて、誰にも見せたことがない一面はあるでしょうか?
逆に、自分では気づいていないけど、
周りの人は気づいている、なんてこともあるかもしれません。

自分の事を理解するというのは、
コミュニケーションの改善や、キャリア設計など、
いろいろな場面で重要なものです。

そんな自己理解を深めるフレームワークとして、
ジョハリの窓という手法があります。

今回は、「ジョハリの窓とは?効果的な自己分析手法とその活用方法を解説!」というテーマで、
自分自身を知るために役立つ、ジョハリの窓について

  • ジョハリの窓とはどういうものなのか
  • ジョハリの窓の実践方法
  • ジョハリの窓で自己分析した結果の使い方

などを紹介していきます。

ジョハリの窓とは?効果的な自己分析の方法を解説!

ジョハリの窓とは、
自分自身のことを4つの窓に分類して理解し、コミュニケーションを円滑にするための手法のことです。

具体的には、自分自身について、

  • 自分も、他人も知っていること(開放の窓)
  • 自分は知っているが、他人は知らないこと(秘密の窓)
  • 自分は知らないが、他人は知っていること(盲点の窓)
  • 自分も、他人も知らないこと(未知の窓)

に分類することで、

自己理解を深めたり、自己開示を推進したりするキッカケに使います。

ジョハリの窓

ジョハリの窓の作り方

ジョハリの窓の作り方は、大きく分けて2つあります。

  1. 参加者が思うままに、その人の性格や特徴、印象を書いていく
    • メリット :気軽に試すことができるので、実践しやすい
    • デメリット:項目がばらつきやすく、まとめにくい
      未知の窓が見つかりにくい(未知のことを書くのは難しい)
  2. 性格や特徴、印象を表す項目を予め準備しておき、
    その人に当てはまると思うものを選んでいく

    • メリット :項目がばらつかず、まとめやすい
      未知の窓が見つけやすい
    • デメリット:準備が必要であるため、実践しにくい

個人的におすすめしたいのは2の方式です。

ということで、今回は2の方式のやり方について、簡単に解説します。

性格や特徴、印象の項目を準備する

まずは、性格や特徴、印象に関する単語をあつめ、項目を作ります。
そういう単語がガンガン浮かぶのであれば、自力で作ってもいいですが、
多くの場合、なかなか浮かばなかったり、出てくる単語が偏ったりするものです。

ネット上にはジョハリの窓のワークシートを配布しているサイトもありますし、
iPhoneやAndroidのスマホアプリもあるようなので、
それを活用する、あるいはそこから引用して使ってみるのが良いでしょう。

項目が準備できたら、それらを列挙した用紙を準備しておきます。

参加者を集め、用紙を配布する

準備ができたら、参加者を集め、用紙を配りましょう。

ここでどのような人を集めるかによっても、できる窓が変わってきます。

例えば、日頃から仲良している友達を集めると、傾向が偏ってしまうこともありますが、
逆に、自分が知らなかったことをいっぱい気づいている可能性もあります。

もし可能であれば、いろいろな関係性の人(友人、同僚など)に参加してもらえると効果的です。

記入を行う

参加者に用紙を配布したら、誰の窓を作るかを決め、全員でそれぞれ記入を行いましょう。

記入と言っても、事前に項目を列挙しているので、
その人について当てはまると思う項目に丸をつけていくだけで大丈夫です。

例えば、Aさんの窓を作るのであれば、
全員がAさんの性格や印象について、当てはまるものに丸をつけていきます。
もちろんAさん自身も、自分の性格や印象について、当てはまると思う項目に丸をつけていきます。

集計を行う

全員が記入できたら、用紙を集め、それぞれに記入されている内容を集計して行きます。

やり方は単純で、次のようにおこないます。

  • 自分が丸をつけていて、他の人が丸をつけている項目開放の窓にかく
  • 自分が丸をつけていて、他の人が丸をつけていない項目秘密の窓にかく
  • 自分が丸をつけていなくて、他の人が丸をつけている項目盲目の窓にかく
  • 自分が丸をつけていなくて、他の人も丸をつけていない項目未知の窓にかく

これで、ジョハリの窓が完成します。

ジョハリの窓の分析結果はどう使えばいい?

ジョハリの窓をつくることで、
自分が周りにどう見られているのか、どういう印象を与えているのかがわかります。

例えば、自分で気づいていなかった特徴や性格に気づく事もあれば、
自分の望む印象を周囲に与えられていなかったことを知ることもあります。

ジョハリの窓で大事になってくるのは、開放の窓です。

開放の窓を大きくするということは、
自分自身への理解を深めること、
そして、周りに自分のことをより正しく知ってもらうということ。
これによって、円滑なコミュニケーションに活かすことができます

まずは、作ったジョハリの窓について、それぞれの窓に記入された内容を、
どのように活かしていけばよいか、簡単に解説します。

開放の窓

開放の窓は、「自分は知っていて、他人も知っていること」

ここに記入された性格や特徴、印象は、
自分の認識や評価と、周りの認識や評価が一致している、ということです。

開放の窓に多くの項目を記入できているのであれば、
うまく自己開示できているということ。

逆に、開放の窓にあまり項目を記入できなかったのであれば、
うまく自己開示できていないということ。

自分が思っている特徴と周りに与えている印象に違いがある、ということなので、
秘密の窓、盲点の窓にどのような項目があるかを分析して、
どう思われたいのか、どういう印象を与えたいのかを考え、
今後どのように自己開示をしていくか、考えてみると良いでしょう。

秘密の窓

秘密の窓は、「自分は知っているが、他人は知らないこと」

ここに記入された性格や特徴、印象は、
自分は認識していて、周りに認識されていない、ということです。

秘密の窓に多くの項目が記入されている、ということは、
自己開示があまりできていない、ということ。

もちろん、周囲の人にあまり心を許していない状況では、
秘密の窓が大きくなってしまうのは仕方がないことです。

しかし、心を許しているつもりなのに、
秘密の窓が大きくなってしまっているのであれば、
それは自己開示がうまくできていない、ということ、
もしくは、自己認識が間違っている、ということです。

自己開示をしているつもりなのに、うまくできていない、ということはよくあるので、
周囲に知ってもらいたいのであれば、その印象を与える工夫が必要になるでしょう。

盲点の窓

盲点の窓は、「自分は知らないが、他人は知っていること」

ここに記入された性格や特徴、印象は、
周りは認識していて、自分が認識していない、ということです。

盲点の窓に多くの項目が記入されている、ということは、
自己分析があまりできていない、ということ。

とはいえ、ジョハリの窓を作ったことによって、その盲点を知ることができています
周囲に指摘された特徴を、自分の特徴として認識して、

  • 伸ばしてく
  • 改善していく
  • あらたなアピールポイントとして使う

などができるので他の窓に比べても活用しやすいはずです。

未知の窓

未知の窓は、「自分は知らなくて、他人も知らないこと」

ここに記入された性格や特徴、印象は、
周りも、自分も認識していない、ということです。

未知の窓に記入されている項目は、
あなたがまだ持っていない性格や特徴、印象かもしれませんし、
持っているけど発揮できていないだけかもしれません。

例えば、今までやってこなかったこと、新しいことに挑戦することで、
秘密の窓にあるものが、他の窓に移動していくはずです。

無理にジョハリの窓を見せ合う必要はありませんが、
もし友人や同僚と、作成したジョハリの窓を共有する機会があれば、
自分にない特徴を持っている人を探して
自分とその人の違いを観察したり、直接尋ねてみるのもいいでしょう

ジョハリの窓を上手に使ってコミュニケーションに活かそう

今回は、「ジョハリの窓とは?効果的な自己分析手法とその活用方法を解説!」というテーマで、
コミュニケーション改善のフレームワーク(手法)の一つである
ジョハリの窓について紹介してみました。

ジョハリの窓を使う事によって、
自分が思っている自分自身と、周りに与えている印象のギャップに気づいたり、
思わぬところで周囲に評価されていることに気づいたりと、
面白い発見ができることも多くあります。

また、人間には自己開示の返報性というものがあります。
相手が自己開示をしてくれたら、自分も自己開示をしたくなる、という心理効果です。

自分から積極的に自己開示を行うことで、周りの人も自己開示をしてくれるようになり、
結果的にお互いのことをよく知れるので、コミュニケーションを活性化することができるのです。

そのためにも、まずは自分のことを理解することから。

自己理解を深めてコミュニケーションの向上からはじめてみましょう。

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