ちょうどいい距離感「パーソナルスペース」を知って人間関係を良好に保とう

心理学

皆さんは普段、家族や友人、恋人とどのぐらいの距離で接しているでしょうか。

また、見知らぬ人や、あまり好きではない人が、手が触れるぐらい近くにいたらどう思うでしょうか。

今回は、これらのような人と人の距離に関する心理学「パーソナルスペース」について話してみようと思います。

 

パーソナルスペースとは?

「パーソナルスペース」とは、簡単に言うと、「縄張り」のようなものです。

冒頭で述べたように、親しくない人が近くにいる場合、

多くの人が不快感居心地の悪さを感じ、背を向けたりその場を離れたりします。

逆に、親しい人が近くにいる場合、

不快感を感じることはなく、むしろ心地よく感じることもあります。

 

パーソナルスペースの種類

パーソナルスペースには大きく分けて4つの種類があると考えられています。

まず、第一が「密接距離」です。

密接距離とは、手を伸ばさなくても触れ合える程度の非常に近い距離のことで、

本来、恋人や家族など、非常に親密な間柄にのみ許される距離です。

満員電車などで不快感を感じてしまうのは、この距離を侵害されていると感じるためです。

 

第二に、「個体距離」というものがあります。

個体距離とは、手を伸ばせば触れ合える程度の距離のことで、

友人や、仲の良い同僚など、比較的親しい間柄に許される距離です。

レストランや食堂で知らない人と相席になったり、隣の席になったりすると居心地が悪いのは、この距離を侵害されていると感じるためです。

 

第三に、「社会距離」というものがあります。

社会距離とは、手を伸ばしても触れ合わない程度の距離のことで、

初対面の人と挨拶したり、商談をしたりするなど、会話をするのに適した距離です。

 

第四に、「公的距離」というものがあります。

公的距離とは、複数名の顔を見渡せる程度の距離のことで、

講演会のような個人的ではない関係に適した距離です。

 

パーソナルスペースの応用

上で述べたように、相手との関係性ごとに適した距離が存在する、というのが「パーソナルスペース」の考え方です。

では、それを実生活でどう使っていくのが良いのでしょうか。

一番は、人が不快に思わない距離を知って適切な距離を保つことで人間関係を良好にすることに使えるでしょう。

例えば初対面の場合、手が触れない程度の距離である程度会話して、ある程度仲良くなってから近づくのが良いでしょう。

まれに最初から急接近してくるような人もたまにいますが、多くの場合、それを快く思うことはないでしょう。

 

また、応用的な使い方として、わざとパーソナルスペースを侵害する、というテクニックがあります。

例えば名刺交換の際、わざと個体距離に踏み込み、相手がさがるか、そのままでいるかを観察することで、

相手がどの程度自分を受け入れてくれているかを知ることができます。

 

さらに、恋愛においては、密接距離に踏み込み、相手の反応を見ることで、

相手が自分に対して好感を持っているか、つまり脈アリかどうかの判別に用いることができます。

やり方としては、

デートなどで横並びの席をとったとき、席を近づけてみたり、グラスを近づけてみたりするのがおすすめです。

 

まとめ

パーソナルスペースは、経験則としてわかっているものかもしれませんが、

気づかないうちに侵害してしまっていることも、大いにありえます。

特に、初対面で、これから仲良くしたいと思っている相手については、

どのぐらいが適切な距離なのかを考えた上でコミュニケーションを取ると良いでしょう。

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