カクテルパーティ効果とは?興味がある単語には無意識に反応する心理

心理学

みなさんは、学校の教室などで、友達と話している最中に、

他の人の会話で自分に関する話題が出て

「俺のこと呼んだ?」

などと反応した経験はありませんか?

 

また、飲み会などで、別の人と話している最中でも、

他の人が自分の興味のある話をしていると、反応してしまい、

そちらの会話に意識がもっていかれた経験はないでしょうか?

 

今回はそのような、

会話などを聴き取るときに起こる心理効果である

カクテルパーティ効果を紹介してみようと思います。

カクテルパーティ効果とは?興味がある単語には無意識に反応する心理

カクテルパーティ効果とは、音声の選択的聴取とも呼ばれる心理効果で、

自分に関する内容や、興味がある内容の会話は、多くの人が会話している中でも聞き取ることができる

という心理効果です。

 

カクテルパーティなどのように多くの人が会話をしている状況で、

それぞれが何を話しているか聞き取れない状況であっても、

自分の興味のある単語や、自分の名前などは聞き取ることができて、反応することができる、

ということに因んで、カクテルパーティ効果と呼ばれています。

 

カクテルパーティ効果の実験

カクテルパーティ効果の実験として有名なのは、

この心理効果を提唱したイギリスの心理学者コリン・チェリーの行った実験です。

被験者にヘッドフォンを装着させ、

片方の音声に集中するように伝えた上で、左右から別々の文章を流しました。

すると、集中した方の文章は問題なく記憶できていたものの、

もう片方の文章は、全くと言っていいほど聞き取れていなかった、ということがわかりました。

この実験により、人間の脳は注意を向けた情報の処理を優先させることができる、

つまり、意識的に聴き取る対象を変えることができる、という事がわかりました。

 

また、この実験には続きがあり、更に面白いことがわかりました。

先程と同じ状況で、左右から別々の文章を流す際、

集中させる側と反対の音声に被験者の名前を呼ぶ音声を含めました。

すると、名前を呼ばれた部分だけ反対側の音声に集中し、記憶していたのです。

つまり、

注意を向けていなくても、自分に関する情報については処理してしまう

ということがわかりました。

 

カクテルパーティ効果の例

カクテルパーティ効果は、実生活の中で体感する機会も多くあります。

 

上で述べたようなパーティ会場での例はもちろん、

テレビなどで、自分の出身地の名前が出たりするだけでも、反応してしまう事があります。

 

また、音楽を聴く際、複数の楽器が同時に、いろいろな音を奏でているにもかかわらず、

ボーカルのみを聴く、ギターのみを聴く、ドラムのみを聴くなど、

楽器ごとに音を追うことができるのも、カクテルパーティ効果が関係しています。

 

また、この効果を意図的に使うことで、

注意をひきつけ、相手に的確に情報を伝えることができます

 

自分の伝えたい情報に加えて、相手の名前であったり、

相手の興味があるキーワードを散りばめることがポイントです。

まとめ

今回は、音を選択的に聞き取る能力である

カクテルパーティ効果について紹介してみました。

 

ちなみに、一般的にはカクテルパーティ効果とは呼ばれていませんが、

このような効果は音声だけでなく文章や、画像、動画などでも起こりうることがわかっています。

 

ブログやTwitterなどを投稿する場合でも、

相手が反応しやすいキーワードを盛り込むなどして、うまく使ってみてください。

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